ヒヤキヨーガンの怪
皆さん、お元気ですか?
僕は、お客さんが唄っていた、ヒヤキヨーガンの歌が耳に付いて離れません。
どうしてヒヤキヨーガンだったのか、何故あのタイミングだったのか、あれこれ考えると、ヒヤキヨーガンの効用も虚しく夜も眠れません。
そういえば昔、タンドリーチキンの屋台の前を通り掛かった時、その屋台のインド人に、「オニイサン、オニイサン、コレ、イマ、タンドリーしたてのタンドリー!ぷっ、プッ、ふぅ〜」
と、言われました。
僕はよくわからなかったので、「はい?」と聞き返すと、そのインド人は、「イマ、タンドリーしたてのタンドリー!うっ、ぷふふふふ」
と、2回も自身のインドジョークに自分でウケて、涙を流しながら爆笑していました。
その帰り道、僕は自分が何処を歩いているのか、しばらくわからなくなってしまいました。
そう考えると、ヒヤキヨーガンの歌を唄っていたお客さんは、セイレーンがその歌声で船の船員を惑わし、船を難破させようとするように、僕を混乱の渦の中へ落としこもうとしていたのかもしれません。
これですっきり謎が解けたので、今夜からまたぐっすりと眠れそうです。
それでは皆さん、ごきげんうるわしゅう。
by popo-bread
| 2010-10-22 13:27